110kmウォーク

(2018/4/16)
時々行く酒場で、同席した人から110kmウォークのお誘いを受けるも、特にピンとくることもなく数週間、
じわじわと気になり始めて、なかなか面白いかもしれないと2月中頃申し込み、ちょいちょい10〜20km試しに歩いたりして問題も発生せず、
結構20時間くらいでゴールできたりするんじゃないかと楽観視していたが、
念の為もうすこしまとまった距離を歩いておこうと先日33km歩いてみたところ、
30km手前から筋肉痛地獄の門が見えてきて、それはそれは甘い考えであったと気が引き締まった。110kmはヤバイ。
大抵それを言うと笑われてるけど、作った靴で行くつもりで、33kmでは靴ずれもマメもできなかったが果たしてどうか。
それはそれとして、短い距離では得られない、足の状態変化、靴のフィッティングの変化、
日常の範囲では気にならないが負荷がかかっている箇所、靴づくりにフィードバックできそうなことも存外にたくさんあったり、
靴、靴下、中敷き、その他いろいろ道具立てをどうするか検証するのも面白く、もうこれだけでも今回参加することにしてよかった。
心技体の総力戦になりそうだが、110km目指して歩くというのはどんな体験なのか、攻略できるのかどうか、とても楽しみである。





(2018/5/6)
なにを書いても言い訳になってしまう結果となりましたが、一応報告を。
スタートから17.5時間、69.6km地点のエイドでリタイアしました。
帰ってからも、もっと歩けたんじゃないかとか、なんでリタイアしたかなと考えておりました。

①せめて次のチェックポイントまで歩いてみればよかった。そのままのペースだと制限時間の28時間ギリギリでゴールできるかどうかというところだったが・・・足切りになったほうが諦めがついたというものです。
②膝が伸ばしづらくなって、下り坂は休憩を挟まないと踏ん張れない状態でほぼ最後尾、でもその区間は読み通りのタイムで歩けていたので、拙速な判断だったのではないかという後悔。
③行ったり来たりしている回収車の運転手の人に、何回か大丈夫ですかーと聞かれたので、もう大丈夫じゃないのかもしれないと思ってしまった・・・、とか?

リタイアしてスタート地点まで運んでもらって、同じくらいのタイムで完歩されている年配の方と駅まで相乗りしたのだが、その方はタクシー待ってる間、クールダウンといいながら、まだ元気いっぱい歩きまわっておられました。そして、その人も最初は60kmくらいだったよという話を聞いて、そういえば誰かが70〜80kmくらいがしんどいよと言ってたのを思い出し、早まったかもしれないとも思ったが後の祭り、100km地点付近の歩き方が普通でなくなっている人を横目に駅からバイクで帰ったのでした。

そんなこんなで、動けなくなるまで歩けなかったことが心残りか。満足のハードルが低いせいか、二見ヶ浦で朝焼けを見て割とすがすがしい気分でリタイアしますとなってしまった性格が一番の問題かもしれない。魔が差したとは言いたくないが、その時なんとなく充足感はあったのでした。ガッツが足りない。

二週間たっても脚に疲労がまだ少し残っている(先日十数キロ歩いたりしたのもある)。そして、なんだか日常が少し物足りなく感じられて困ったものである。


 




(2018/5/11)
さて、肝心の足・脚のことを書いてなかった。

足に関しては、小指の内側と、指の付け根周辺にに1cm大のマメが左右1箇所ずつ。
小指のマメについては、靴下2枚履いたほうがいいよというアドバイスを受けて5本指ソックス+普通のソックスで2枚はいてちょっと窮屈さがあったのが原因だろう。
もう一箇所のマメがやっかいなところで、原因ははっきりしているが、もし次回があるとすれば、どうすべきかは要検討である。
わたしの足はボールガース(趾の付け根周りの寸法)が荷重位と非荷重位で2cm以上変動するコンニャク足なので靴型は結構絞って作っているのだが、そのせいで足裏に深くシワが入るみたいなのである。今回30㎞手前くらいからそのシワの部位がふやけてきて摩擦で痛んできたため、マメができる前にと思ってマメ防止パッドというのをシワを伸ばすようにして貼っていたのだが、60㎞あたりでそのパッドの縁(左足は親指側、右足は中指側)にマメができた。50㎞くらいから靴下を5本指ソックス一枚にしてたのもあるかも。というのも今回靴下を3セット持っていって休憩ポイントごとに履き替えていたのだが、昼間27度あったせいか30㎞手前くらいで革の吸湿性は飽和して靴下の乾燥も追いつかなくなって、50㎞くらいでは靴内に余裕があったほうが快適な感じがして一枚にしてしまったのだが、よくなかったかもしれない。マメに関しては都度針で水を抜いたので痛みの点では歩きに影響はなかったと思う。

脚については若干反省点がある。
すこし遡って話していくと、ちょっと距離を歩いた時にすねが筋肉痛になるのはなんでだろうと思って足を観察していたところ、長年外反足と言われていた足をメンテナンスすることで踵の傾きについては改善してきていたのだが、踵が立ってくると前足部にも影響があって、親指側の接地が甘い、前足部内反という状態じゃないかと気づいた。右足は顕著だったのでとりあえず右だけ靴に細工をしたところ、歩き易くもなり、すねの筋肉痛もなくなったので良しとして、それで33㎞歩いたところ左足の膝周りの筋肉に痛みがでた。膝の内側を通る縫工筋・鵞足に痛みが出るというのは、歩いた時に膝がうちに入ってしまうことが原因で、ぱっと見てもわからないがこれもまた前足部内反?(疲労による過回内?)かもしれないと思い、左の靴にも細工をして当日に臨んだのである。
当日、縫工筋に違和感が残っていたので太腿前側の筋肉を緩めるというテーピングをしてみて足が軽くなったと思ったのでそれで歩いていたのだが、40㎞手前くらいからハムストリングス(太腿の後ろ側の筋肉)の緊張?で膝が伸ばしづらくなってきて、これはもしやテーピングの影響かと思いはずした。その時ははずした方が楽と思ったがどうだったのだろう。後側だけ過負荷に感じられたのは、テーピングのせいだったのか、膝が過伸展している日頃の姿勢のせいなのか、靴のクッション性なのか、このへんはまだ勉強が必要である。いずれにしてもテーピングは余計だったかもしれない。69㎞歩いた後には、33㎞歩いたときにでた左足の不具合はでなかったので靴の調整に関しては機能したと言ってもよいと思う。たぶん大丈夫だとは思うが根本的に靴がおかしいということはないのか今度市販の靴で検証してみよう。

幸か不幸か変な足(脚)をしているせいもあって課題は尽きない。日常の範囲では困ることはないけれども100㎞歩こうとするといろいろと改善(筋力不足も)が必要なようで、嬉しいような悲しいような。